ボクシングの世界主要4団体で5階級制覇した41歳のフロイド・メイウェザー.Jrが2018年12月31日に行われる格闘技イベント「RIZIN.14」に参戦することを発表しました。
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【写真特集】メイウェザーがRIZIN参戦 那須川天心と対戦(アフロ)https://t.co/dD97bUUkwc@FloydMayweather @TeppenTenshin #RIZINFF #RIZIN2018 #RIZIN14— RIZIN FF OFFICIAL (@rizin_PR) 2018年11月5日
相手は「神童」那須川天心選手。ルールは現時点で未定。
この発表を聞いた時、世の格闘技ファンの皆さんと同じく僕(必死のパッチ)も大興奮しました。
しかし冷静になって考えてみるとメイウェザーが日本のリングに上がってる姿なんてまったく想像できないんですよ。てか本当に実現するの?
そもそも何故メイウェザーはRIZINに参戦するのか
2015年のマニー・パッキャオとの一戦は世界中で大注目を集め両者合わせて日本円で300億円とも400億円とも言われたファイトマネーも話題になりました。
そして2017年には総合格闘技「UFC」で人気と実力を兼ね備えた当時のチャンピオンであるコナー・マクレガーとボクシングマッチを行ったのも記憶に新しいですね。
で今回は那須川天心選手
誰も出来なかった事をする為にメイウェザー選手との試合を受けました。
僕にはボクサーには無いタイミングのパンチがあります。
階級も違いますが、今の僕には関係ないです。
僕は自分のこの拳で世界を変えます!みなさん期待していてください。
絶対勝ちます。#RIZIN14#cygames pic.twitter.com/zldE3L8XRc— 那須川 天心 (@TeppenTenshin) 2018年11月5日
那須川選手は強い。日本格闘技史上でもトップクラスの才能を感じるし華もある。
しかし今現在の格闘家としての「格」ではマニー・パッキャオやコナー・マクレガーほどではないのでメイウェザー側にとってはそんなに美味しい話ではないと思うのです。
ならば何故メイウェザーはRIZINに参戦するのか。
金に困っている
まず思いつくのはこれ。
前述したようにメイウェザーのファイトマネーは別格。パッキャオ戦で2億4000万ドル(約264億円)、マクレガー戦で1億ドル(約110億円)を手にしたということですがは彼の場合は金遣いも別格なのです。もちろん税金の額も別格。
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過去に何度も多額の税金を滞納しファイトマネーを差し押さえされた経験があるので現在も金が必要なのは間違いない。
今回は旧PRIDEを売却したお金でメイウェザーを呼ぶという話なのでそれなりに大きな額が動くのでしょう。
引退後のビジネス展開を狙っている
ご存知の通りメイウェザーはボクサーとしては既に引退をしています。(2008年に引退したが復帰し2015年に二度目の引退)
引退後にもコナー・マクレガーとボクシングマッチをしたり今回のRIZIN参戦のように格闘家としての活動はしており、彼からすれば現役時代ほどの厳しい相手ではないし感覚としてはエキシビジョンマッチに近いものだと思われます。(それでも十分に強い)
と言っても彼も現在41歳。そろそろアスリートとしては身体も動かなくなってきますし今後何かしらのビジネスを始めると思われます。
日本は世界に比べて格闘技の人気は比較的に高い方。今後はパッキャオのように日本をはじめとした各国でのボクシングジム展開を狙っている可能性も十分に考えられます。
「パッキャオジム」にて設立記者会見が行われました。国内外含め、数え切れないぐらいのメディアに来て頂きました。記者会見には大橋ジムの大橋秀行会長を始め、WBC世界スーパーフライ級王者の井上尚弥、IBF世界ライトフライ級王者の八重樫東など、日本を代表する方々にお祝いして頂きました。 pic.twitter.com/n5OrKYDd4J
— パッキャオジム (@PacquiaoGym8) 2016年11月28日
近年では亀田三兄弟や協栄ジム、芸能事務所「LIBERA」とも仕事をしているようなので今回の参戦は良いプロモーションになるのかもしれません。
本格的に総合格闘家になろうとしている
これは個人的な願望でもあるのですがメイウェザーは総合格闘家になろうとしているのではないかと思っています。
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年齢的にプロボクシングでは厳しくても総合格闘技の世界だと彼ほどのパンチを持っている選手は皆無。
あの一流のボクシング技術があればキックとテイクダウンに対する対応、そして最低限の寝技に対するディフェンス力があれば今でも十分に戦えるはず。
しかも彼は総合の練習をしていると度々発言しているのでもしかすると継続参戦なんてこともありえるかもしれません。
メイウェザーは日本に来ない?中止になりそうな予感がするただ一つの理由
ここまでは彼が参戦発表をした理由を予測したのですがここからは僕が最も心配している「中止になりそうな予感」について。
まあその理由はただ一つなんです。ファイトマネーで揉めるからです。

格闘家というのは本当に気まぐれ(特に外国人選手)
イベント当日になってファイトマネーの増額を要求してきたり試合の直前に「試合には出ない。帰らせてもらう。」と言い出すことも実際結構あります。
元K-1プロデューサーの谷川貞治氏が著書「平謝り K‐1凋落、本当の理由」で語ったことを振り返ってみると2003年に話題になったマイク・タイソン参戦(未遂)の際も相当ファイトマネーで揉めたようです。
最終的にはタイソンの犯罪歴の理由で来日できずに延期。そしてその後は参戦に対する動きはなく実質中止に。
結局僕が予想するメイウェザーが最終的には参戦しないと思う理由は単純明快「ファイトマネーのトラブル」でした。
まとめ
決して前向きでないことを書いてきた訳ですが別に批判する気は一切ないし僕もめっちゃ観たいです。(会場に行くかもしれません)
RIZINは過去の大会でもジェロム・レ・バンナがドタキャンしたりとトラブルがありました。
メイウェザーも本気でやる気はあるのかなと感じてしまうのですがなんだかんだ今までビッグマッチはしっかりこなしてきたので今回も信じたいですね。
当日まで何が起こるかは分かりませんがいろんな意味で年末が楽しみになってきました。
みんなあなたを待ってるぞ!▼
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