無意識に人を動かせる言葉「キャッチコピー」
糸井重里さんや秋山晶さんが考えた「名言」のようなキャッチコピーがあれば、
「全米が泣いた」のような「?」なキャッチコピーも未だに存在します。
そこで今回は「それもう聞き飽きたよ!」と声を大にして叫びたくなるような使い古されたキャッチコピーを探していこうと思います!
ワンパターン?どこかで聞いたことがあるキャッチコピー
僕(必死のパッチ)が最近どこかで耳にしたキャッチコピーをジャンルに分けてご紹介していこうと思います。
意識高い系
【NO〜 NO LIFE】
「No pain, No gain,」という英語のことわざがありますが日本でキャッチコピーとして有名にしたのはタワーレコードの「NO MUSIC NO LIFE」ではないでしょうか。
このキャッチコピー風のものは皆さんもどこかで聞いたことあると思います。
まあ基本的にどの言葉もあてはまるので使いやすいとは思うのですがもう聞き飽きました。
(使用例:「NO ALCOHOL NO LIFE」、「NO ク○ニ NO LIFE」など)
【死ぬこと以外、かすり傷】
この言葉の元ネタには多くの諸説があるようですがとにかくよく聞きます。
最近だとドラマ「ハゲタカ」で綾野剛さん演じる鷲津政彦が「死ぬこと以外、かすり傷だ!」と言ったことが話題になりました。
それは自体は別にいいのですがこのセリフを聞いた人たちが「このドラマは○○さんの影響を受けてるのかも」と明らかに元ネタとは関係のない人の名前を挙げて盛り上がっていたことに驚かされました。
(使用例:「死ぬこと以外かすり傷(楽曲)」、「死ぬこと以外はかすり傷(著書)」など)
うさんくさい系
【秒速で〜】
実業家の与沢翼さんが有名になったきっかけでもある著書「秒速で1億円稼ぐ条件」
この本のタイトルから与沢翼さんは「秒速で1億円稼ぐ男」として自身を誇大広告化していきました。
しかし破産後に彼が語った真実によれば「秒速1億円」どころか売上の最高額は月に5,000万円ほどで実際は「秒速約19円」ですね。
メディアで見るお金持ちの中にも儲かっているかのように見せているだけの嘘つきは多いので皆さん気をつけましょう。
(使用例:「秒速で1億円稼ぐ男」、「秒速で転落した男」など)
【あなただけに教える〜】
「あなただけに教える〜」ほど胡散臭く使い古されたキャッチコピーはありません。
正直こんな怪しいものに手を挙げている人がいること自体が信じられないのですがいわゆる「儲かる話」に弱い人っていますよね。
「あなただけに教えるロト6の当選番号」なんてものもあるくらいです。騙される人はどういう理屈で番号を先に知れるのか、それを他人に教えている時点で怪しいとか思わないのでしょうか。
想像を超えるバカは存在がエンタメなので笑えるのですが騙されてしまうようなバカは笑えないので誰か注意してあげてください。
(使用例:「あなただけに教えるギャンブル必勝法」「あなただけに教える不動産投資セミナー」など)
現代系
【マツコ絶賛の〜】
芸能界のご意見番としてテレビで見ない日はないほど大人気のマツコ・デラックスさん。
毒舌キャラとしても知られ良くも悪くも物事をはっきり言ってくれるので何かを相談したいと思う若い人も多いと思います。
そんなキャラのせいかマツコさんは何か意見を求められることが多いので毒舌を吐くことがあれば褒めることもあるでしょう。それをいいことにマツコさんが褒めたものは「マツコ絶賛!」とか言って何でも過大評価しすぎではないでしょうか。
まるでマツコさんが認めたものは「正義」、ダメと言ったものは「悪」のような価値観にさえ感じます。
まあそう思ってしまうくらいマツコさんの意見は正論で筋が通っていることが多いのですがマツコさんに頼り過ぎず自分で判断することも大事ですよ、コピーライターさん!
(使用例:「マツコ絶賛のグルメ」、「マツコ絶賛の女子アナ」など)
【1000年に1人(1度)の〜】
「1000年に1人の美少女」といえば橋本環奈さんですよね。美少女に見えるかどうかは人それぞれなので置いといて、このキャッチコピーはもう橋本環奈さんを表す代名詞です。
もともとマスコミは「10年に1人」という言葉を多用するのでそれが100年になろうが1000年になろうが同じで深い意味はないのでしょう。
しかし美少女に関しては10年〜20000年まで幅広く存在するのでこれからどこまで増えるのか注目していきたいですね。
(使用例:「1000年に1度のKO劇」、「1000年に1人の童顔巨乳」など)
まとめ
よくあるキャッチコピーをご紹介するつもりでしたがキャッチフレーズのようなものもいくつかありましたね。
何事も今までに誰も見たことがないものに衝撃を受けそれが印象に残るものです。人の記憶に残すためには唯一無二じゃないといけないとわかっていてもあらゆるアイデアが出し尽くされた感がある現代ではまったく新しいものを作るのは困難極まりないことです。
その証拠にここまで偉そうなことを書いてきましたがこの記事のテーマすらもどこかで見たことあるようなものなのです。(書いてる途中に気付きました…)
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