2020年2月22日に行われたRIZIN.21のメインカードで朝倉未来が見事KO勝利を収めた。
今やRIZIN中量級のエースで最も数字を持っていると言われている朝倉未来は大会の度にどんな相手と戦うのか楽しみにしているファンも多いだろう。
そんな中、試合後のリングに朴光哲が登場し朝倉未来に対戦要求をしたことで批判の声が殺到している。

朴光哲は未来の相手にならない
朝倉未来は今大会でもメインを務めるなど現在の日本の総合格闘技界において最重要人物とされている。
というのも現在までRIZINでは無傷の7連勝。自身が運営しているユーチューブチャンネルも大人気。さらに私生活では人気グラビアアイドルとの交際が発覚するなどとにかくノリに乗ってる男だ。(うらやましい)
そんな朝倉未来に対戦要求をしたのが朴光哲。
少し前から格闘技を見ている人なら知っている選手なのだが一般の視聴者層からすると「誰やねん」といったところだろう。
それもそのはず。長年格闘技を見ている俺ですら彼がまだ現役であったことに驚いたほどベテランの選手なのだ。
伝説の格闘家・山本”KID”徳郁が設立したKRAZY BEEに所属する元ONE FC世界ライト級王者という立派な肩書きはあるものの、近年は選手として目立った活動はなく同ジムの矢地祐介のトレーニングパートナーとして見ることが多かった。(朝倉未来も「何でオジサンが入ってきたのかな?」と思ったらしい)
そんな彼が今一番数字を持っている朝倉未来に不意打ち的な挑戦の仕方をしたことで格闘技ファンからは疑問と批判の声が続出。
ネット上では…▼












「朝倉未来にメリットがない」「つまらない」という声が続出。中には「誰?」という声も見られた。

感想
朴光哲は良い選手である。しかしそれはあくまでも10年以上前の話。彼が王者になった頃のONEと今のONEでは正直レベルが違うし同じ括りで語ることはできないだろう。(ヨアキム・ハンセンとやっていた頃がピークではないかと思っている)
以前にも書いたがRIZINはPRIDEがやっていたプロレス路線を踏襲している。現在もその路線なのであれば「旧世代vs新世代」の方がドラマになるし視聴者の感情を導きやすいのは事実だろう。
しかし現代の視聴者はUFCの人気が影響しているのかもしれないがリアルファイト志向になっておりK-1やPRIDEが得意としていてたプロレス的なドラマ性のある試合を求めていない気がする。
朝倉未来や天心に世界の強豪と戦ってほしいという声が出ているのは彼らに期待しているファンが多いということであり、内輪の戦いではなく日本人がどこまでいけるのか見たいということの裏返しだろう。
そんな中、今更朴光哲が出てきても誰もこんな試合を見たいとは思わないのは当たり前。
批判覚悟で言うならば朴光哲は朝倉未来との相手にふさわしくないのだ。
