どうも必死です!
いきなりですが僕がこれまでに最も食べた物は何だと思いますか?
正解はレトルトカレーです。

高いレトルトカレーは美味しい?
かつて僕がニート生活をしていた頃に重宝していたのがレトルトカレー。何故なら価格が安いからです。
近所のスーパーで1食88円で買えるので毎日食べて食費を浮かしていました。
そんな貧乏時代の楽しみといえば少しだけ高いカレーを買うこと。
いつもは88円のこれ▼
ちょっと贅沢したい時は250円のこれ▼
咖喱屋カレーを10回食べる→銀座カリーを1回だけ食べる→咖喱屋カレーを10回食べる(以下同じ)というルーティンで1年間回していたのですがこの時に知ったのは高いレトルトカレーはそれなりに美味しいという事実です。
お世話になっていた咖喱屋カレーを悪く言うわけではありませんがレトルトカレーは単純に「価格の差=味の差」であると思っています。
というのも以前別の記事で紹介したほぼ日のレトルトカレーは810円。今まで食べたレトルトカレーの中でダントツで美味しく納得できる味でした。
ということで今回は高いカレーだけを食べてみようという企画です。
500円以上のレトルトカレーを食べ比べ
いろいろ探して買ったのはこの12種類▼
紀ノ国屋と高島屋で購入しました。▼
通販等で探せば1万円を超えるような超高級レトルトカレーも存在しますが、実際に買う人が少なく参考にならないと思うので今回は500円〜1000円くらいのまあまあ高い12種類を購入して勝手にランキングにしてみようと思います!
※ランキングの評価基準は「味」を主に個人的な満足度で判定します。

【12位】資生堂パーラー・辛口ビーフカレー(540円)
辛さ ★★☆☆☆
具材の量 ★☆☆☆☆
コスパ ★☆☆☆☆

資生堂パーラーは化粧品で有名な資生堂の子会社である資生堂の子会社。1902年の創業以来、ビーフカレーは好評らしく歴代のシェフに受け継がれる伝統製法が特徴。
内容量200gで253キロカロリー▼
見た目はビーフカレーらしく濃い色▼
ルーはコクがなく苦い。はっきり言って美味しくないです。▼
肉の量は一般的なレトルトカレーよりは多いと思います。▼
全体的にかなり残念な味。ビーフカレーのコクは一切なく、謎の苦みがあり嫌な香りがするので途中で食べるのを止めました。540円とはいえお金を出す価値はありません。

【11位】よこすか海軍カレー(540円)
辛さ ★★★☆☆
具材の量 ★☆☆☆☆
コスパ ★☆☆☆☆

カレーライスの原点とも言えるよこすか海軍カレー。旧帝国海軍のレトロな味わいで『平和へのよすがとなり得れば』という願いが込められているそうです。
内容量180gで270キロカロリー▼
その名前こそインパクトがあるものですが見た目は至って普通のカレーです。▼
味も「THEレトルトカレー」といった普通の味。▼
具材はこれくらいのサイズの肉が2つ入っているだけで他はなし。▼
良い意味でも悪い意味でも普通のレトルトカレーです。とにかく普通なのです。

【10位】麻布十番シリーズ ビーフカレー(594円)
辛さ ★☆☆☆☆
具材の量 ★★☆☆☆
コスパ ★★★☆☆

nakatoの麻布十番シリーズから販売されているビーフカレー。カレーの他にもパスタソースやスープなど様々なレトルト食品が販売されています。
内容量200gで210キロカロリー▼
炒めたまねぎに、トマトペーストを加え、にんにくとフルーツチャツネでバランスよく仕上げられたルー▼
炒めたガーリックに10種類以上の香辛料をバランスよく配合し数種類のスパイスが効いた香り強めなのが特徴▼
大きめにカットされた噛みごたえある牛肉が2つ入っていました。▼
スパイスが強めなので少々癖がある味。子供が好きそうな王道な味ではなくちょっと変わり種を求める人にはいいと思います。

【9位】飛騨牛ビーフカレー(980円)
辛さ ★☆☆☆☆
具材の量 ★★☆☆☆
コスパ ★☆☆☆☆

岐阜県飛騨地方で飼育される有名な飛騨牛を使用した贅沢なビーフカレー。飛騨牛の名付け親である吉田ハムから販売されています。
内容量220gで383キロカロリー▼
今回買ってきた12種類の中で最も高額である980円のカレー▼
5種類の野菜が煮込まれているとのことですが物体としては確認できないので溶けている模様▼
煮込む前に表面を焼いて旨さを封じ込めたという肉。▼
ビーフのコクはほとんどなく辛さもありません。値段が高い分、期待感はあったのですが食べた1時間後には味を忘れてしまうカレーでした。

【8位】宮城の仙台黒毛和牛カレー(540円)
辛さ ★☆☆☆☆
具材の量 ★★★☆☆
コスパ ★★★★☆

紀ノ国屋から販売されている東北6県カレー。宮城県の日高見牧場で約30ヵ月間かけて育てられた黒毛和牛が使用されています。
内容量200gで350キロカロリー▼
上質な肉のうまみがとけ込んだルー。赤ワイン感が強くデミグラスソースのような味わい▼
きめの細かい霜降り黒毛和牛がそのまま煮込まれています。量もそれなりに多い。▼
サシの入ったバラ肉は柔らかくトロトロ▼
肉も上質で全体的に上品な味でコスパはかなり良い思います。540円でこれだけの味を楽しめるというのは嬉しい。

【7位】銀座千疋屋のチキンカレー(540円)
辛さ ★★☆☆☆
具材の量 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆

フルーツの老舗で有名な銀座千疋屋のチキンカレーです。有名店のカレーが540円で味わえるのはコスパが良いと思います。
内容量180gで285キロカロリー▼
さすが千疋屋、ルーがフルーティー。といっても甘すぎるわけではなくスパイスもしっかり効いています▼
具はチキンだけで数は少なめ▼
サイズが小さいのが残念でした▼
一般的なレトルトカレーとは違い作る側のこだわりや手間隙を感じられる味です。具材が少ないことが唯一の欠点ですがそれがなければ1位にしていたかもしれないです。

【6位】三田屋総本家 黒毛和牛のビーフカレー(650円)
辛さ ★☆☆☆☆
具材の量 ★★★★☆
コスパ ★★★★★

有名な肉の産地でもある兵庫県三田にある「三田屋総本家」は肉の畜産から加工販売までを行う職人集団です。
内容量210gで284キロカロリー▼
ルーはビーフのコクが非常に強く良い香り。スパイス感はあまりなく、辛さはありません。▼
肉はほとんどルーに溶けています。▼
他のカレーにはあまり見られなかったニンジンやじゃがいも、マッシュルームが入った具沢山のカレーです。▼
今回検証したレトルトカレーで唯一野菜を確認できたカレーでした。価格とのバランスも良くて満足です。

【5位】珊瑚礁 ポーク・カレー(740円)
辛さ ★☆☆☆☆
具材の量 ★★★★★
コスパ ★★★★☆

神奈川県鎌倉市にあるレストラン『珊瑚礁(モアナマカイ)』のポーク・カレー。他にもビーフ、キーマ、ホタテもありオンラインショップで購入することができます。
内容量220gで447キロカロリー▼
珊瑚礁ポーク・カレーは豚肉の量が多いのが特徴▼
ルーはバター、生クリーム、チーズ、牛乳といった乳製品がたっぷり使われているの全体的にまろやかな印象▼
柔らかく煮込まれた豚バラ肉がこれでもかと入っていました。▼
肉の多さは圧倒的。ポークカレーなので牛肉ほど重くなくこの多さでも食べやすい。まろやかな味なので辛さを求める人には物足りないかもしれませんが僕は好きです。

【4位】山形県産黒毛和牛カレー(950円)
辛さ ★★☆☆☆
具材の量 ★★★☆☆
コスパ ★★☆☆☆

スーパーマーケットの紀ノ国屋オリジナルのカレー。山形県産の黒毛和牛が使用されています。
内容量200gで371キロカロリー▼
黒毛和牛の牛脂と国産野菜、十数種類のスパイスが合わさったルーは果てしなく濃厚▼
大きくカットされた黒毛和牛が三切れ確認できました。▼
野菜は溶けているのか確認できず。でも肉だけでも大満足。▼
山形県産の黒毛和牛がたまらなく美味しい。他にも安くて美味しいカレーがあるので950円なのでコスパが良いとは言えませんがたまに食べる贅沢品としてならリピートしたい味です。

【3位】国立薬膳カレー ビーフ(745円)
辛さ ★★☆☆☆
具材の量 ★★★★★
コスパ ★★★★☆

30種類のスパイスとハーブが使用された薬膳カレー。国立薬膳カレーシリーズはビーフの他にも野菜、チキン、ポークがあります。
内容量200gで270キロカロリー▼
封を開けた瞬間にスパイスの香りがすると思ったのですが特にそんな香りはしません。▼
スパイスやハーブの香りは残念ながらありません。薬膳カレーとしては正直期待外れ。▼
ただ肉がGOOD。一般的なレトルトカレーに入っているような安っぽい肉ではなく、家庭で作ったような大きくて噛みごたえがある牛肉がいっぱい入っていました。▼
薬膳感はありませんが逆にそれがいい感じなのかもしれません。単純にカレーとしての完成度が高かったので他の味も食べてみたくなりました。

【2位】広島名産 かきカレー 中辛(540円)
辛さ ★★★★☆
具材の量 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆

瀬戸内海でとれた「広島県産牡蠣」とオニオン、牛乳、バター、ココナッツで仕上げたカレーソースで仕上げた一品。
内容量200gで204キロカロリー▼
封を開けると牡蠣の良い香りがします。▼
ルーは比較的辛く「中辛」という表記に間違いありません。▼
大きな牡蠣が3個入っていました。牡蠣のうまみをしっかり感じられる。▼
シンプルな牡蠣カレーですが美味しいです。もちろん牡蠣自体も美味しいのですがルーが絶品。これはかなりオススメです。

【1位】帝国ホテル 英国風ビーフカレー(850円)
辛さ ★★☆☆☆
具材の量 ★☆☆☆☆
コスパ ★★★★★

帝国ホテルが長年培った伝統の味を家庭でも楽める「帝国ホテルキッチン」から発売されている英国風ビーフカレー。
内容量180gで186キロカロリー▼
見た目は至って普通のビーフカレー▼
特に具が多いわけでも…▼
大きいわけでもありませんが…▼
バカ美味い。
丹念に炒められた野菜をブイヨンで煮込んだマイルドな味。辛さは甘口と中辛の間くらいで誰もが美味しく食べれる辛さ加減です。これはレストランで出てきても大満足の味です。

感想
完全に僕個人の好みでランキングを作ってみました。
いつも食べている88円のカレーと共通していたのは野菜がほとんど入っていないということくらいでそれ以外は別物。
レトルトカレーにしては値段が高いので日常的に食べるのは難しいのですが、家にいくつかストックしておくとお客さんが来た時とかには便利かもしれません。
(1位の英国風ビーフカレーなんて誰に食べさせてもレトルトとは気付かないと思います)
また気になるレトルトカレーがあったら紹介しますね。

焼きカレーのレポートはこちら▼