僕は同窓会というものに行ったことがない。
というか今まで生きてきてそんなに同窓会というものに興味を持ってこなかった。
がしかし、
なんとそんな同窓会興味ない派の自分にとって興味を持たざるを得ないイベントが東京で開催された。
それが、架空同窓会だ。
架空!!!!????
最初は僕も驚いた。
架空ってなんやねん!って話だ。
けれど、その架空同窓会というイベントをWebで見つけた時、詳細はこう書かれていた▼

これを見た時に人は2つのパターンに分かれると思う。
ひとつは
「なにこれ、怪しい~」
そしてもうひとつは
「なにこれ、おもしろそう~」
もちろん僕は後者だった!!
ということで、予約を早急に済ませて当日会場となる双子のライオン堂に行ってみた▼

実は5分ほど遅刻している。でも同窓会ってそういう奴もいるじゃん!(という楽しみ方を覚える)▼

ここが同窓会会場…じゃなくて架空同窓会会場▼

架空同窓会の実態
ここからは完全に写真を撮り忘れたのでイラストなどで説明しよう。
僕はこの会場に入る段階でもうキャラ設定は出来上がっていて
扉を開けた瞬間に
「おー!久しぶりじゃーん!」とか言われても
「うわぁ、佐々木じゃん!何年ぶりだよ!」くらい言えるテンションで望んでいた。
が、実際扉を開けると今回の架空同窓会の説明がちゃんとされていた▼

「(なんとなく予想はしてたけど、やっぱり事前説明あるか~笑)」
そんな気持ちで当初予想していた展開ではなかったものの、事前の説明を聞くと新たな情報を知ることが出来た。
詳細はこんな感じ
- 小中高一貫校の同窓会
- 年代はバラバラ
- 学校の名前はしし校(この会場が双子のライオン堂だから)
- 話したことは全て事実になる
- わからなくなったら「記憶違い」ということにしておけばOK
- まああとは基本自由に会話して
だいたいこんなんだったと思う。
架空同窓会のメンバーは10人だったけど2人がまだ来ていない状態でスタート!(それもホントの同窓会ではよくあるやつだ)
さらに、主催者の方と双子のライオン堂の方も混ざって~

さて、同窓会がはじまった。。。はじまってしまった。
ここからはもうそっちの世界にいる。架空の世界に入り込んでいるのだ。
そして、ここに集まっている全員が最初の出方を伺っているように思えた。
すると主催者の方が
という声で自己紹介タイムが始まった。
ただこの自己紹介も架空。そう、架空の自己紹介なのだ!!
だからみんな嘘なのかそれとも多少の事実を織り交ぜているのかもよくわからない。
僕はよくわからないので小学校のときに隣りの学校に転校したってことにしておいた。

たぶんここにいる全員、何が正解かわかっていないけど喋ったことひとつひとつが新しい事実を生んでいくことにひとつの楽しみを覚えてきているようにも思えた。
少なくとも自分はこの嘘の付き合いがたまらなく心地よい。
双子のライオン堂さんのツイートに唯一写真が上がっていたけどこんな状況だった▼
架空同窓会、なぞの盛り上がり中!笑
・アルバムをみて語り合ったり
・恩師からのビデオメッセージをみたりまだまだ続きます。 pic.twitter.com/JJtoWEqH21
— 双子のライオン堂(第3回ブックエンド展2018|9.12-9.22開催!) (@lionbookstore) 2018年9月8日
ここに書かれている通り、なぞに盛り上がったのは事実。
なんで架空の話でこんなに盛り上がっているのか自分でもよくわからないけど、とにかくおもしろい。
このあとモニターに映された写真を見て当時の思い出をそれぞれ語りだすという”写真でボケてスタイル”の下りがあったり、
全く知らないおじさんのが先生として出てくるビデオメッセージを強制的に懐かしむ(笑)時間があったり、した。
そして最後は校歌を歌おうという展開に。
もちろんそんなもの誰も知らない。
しかしなぜかメロディーだけはちゃんと用意されていたので、これはもう架空の歌詞を思い出すふりして作り上げるしかなかった。
まあそれでもいざやってみるとそれっぽいものができあがり、ほどなくしてこの架空同窓会は完結・・・した。(した?)
架空同窓会は2時間で終わったもののそこから、架空同窓会の振り返りがはじまる。
ここから主催者の方と実際に参加された方で改善点などを話し合う時間に。

正直この架空同窓会に改善点とかあるのかよくわからなかったけど、ひとつ言えるのは
集まったメンバーによって空気がだいぶ変わる
ということ。
面白くするもつまらなくするも誰かの言葉一つで状況がガラッと変わるのは身をもって体験した。
- 「甲子園での活躍やばかったよな~」(嘘)
- 「え、ウチラの学校って野球部あったっけ?」(嘘)
- 「廃部になったんだよ、横山コーチの体罰と生徒の飲酒問題で」(嘘)
- 「あ~そうだった懐かしい~」(嘘)
着地点が定まらないのがこの会の特徴だ。
リアルの同窓会だと人どなりも知っているし、バックボーンやスクールカーストなどさまざまな過去の繋がりがあるため下手なこと言えないこともあるだろう。
しかし、これが架空だったらなんでも言える。
というかそもそもが嘘の世界なわけだし、疑うことも信じることもないという不思議な空間なわけだ。
今回、架空同窓会に参加したメンバーの半数の参加理由は
「楽しくウソをつきたいだけ」
というものだった。どうやら予想以上に嘘をつきたい人は一定数いるらしい。
そして会場の本屋さん「双子のライオン堂」(東京・赤坂)の竹田さん、ありがとうございました!
「また近々やりましょう…秋に!」となりましたので、気になる方は是非いらしてくださいませ~。「参加理由ですか。楽しくウソをつきたいだけです」というご意見が、ある意味全てだなあと。(終わり)
— 優さん・MasaruTAKAYANAGI (@1day1quiz) 2018年9月8日
架空同窓会は予約の時点で満席になってしまったとのことなので、これはおそらく次回やるとしたら人気が出る可能性も高い。
今回は特に縛りが無い状態て架空同窓会を開催されたけど、予めキャラがガチガチに設定されている架空同窓会をやったらそれはそれで楽しめるという人も現れるかもしれない。
そして僕はこの架空同窓会に参加して「架空」にハマってしまった。
それと同時に世の中には架空請求以外の架空◯◯というイベントが多く開催されていることも知ったので、ぜひまた違う架空の世界に行ってみたいと思う。
とりあえず架空同窓会は超楽しかったから行ったほうが良いぞ!
イベント情報
日時:2018年9月8日17:30〜19:30 (途中入退場可能)
場所:双子のライオン堂(東京都港区赤坂6-5-21 101)
費用:3,000円(軽飲食付き、当日支払・無断キャンセルの場合はキャンセル料請求の場合があります)
備考:軽飲食の持ち込みは自由です。差し入れ大歓迎!
主催:高柳優(https://twitter.com/1day1quiz)、双子のライオン堂
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